緊急事態宣言・延長・解除とこのコロナ禍、皆様はどの様にお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。

弊社が携わるこの業界にとりましては、本当に困難なこの状況を皆、乗り越えるべく、日々努力と試行錯誤を重ねている事と思います。

そんな中、弊社所属の司会者が担当させて頂いた、ある新郎新婦のお二人とのエピソードをアップさせて頂きます。

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私が新郎新婦のお二人と初めて会ったのは、1年以上前になるでしょうか。

ブライダルフェアでお会いして色々なお話をさせて頂き、お二人の結婚ご披露宴の進行役をお任せ頂く事になりました。

その頃は、「コロナウイルス」という言葉も知らない、今とは全く違う生活でした。

 

時が経ち、コロナウイルスが蔓延し始めて、第一回目の緊急事態宣言が出されました。

その後、緊急事態宣言も解除され、世間でもコロナウイルスは少し落ち着いたかなという雰囲気になり、新郎新婦のお二人と久しぶりにお会いし、お打ち合わせを行いました。

お二人の思いやこだわり、沢山のお話を伺い、一生思い出に残る、素敵なウエディングにしましょう!とお互いに誓い合ったことを覚えております。

 

その後、コロナウイルス感染者が再び増え始め、ご披露宴を延期する事となりました。

延期されたお日にちに合わせ、再度お二人とお会いし、お打ち合わせを行い、改めてご披露宴の進行も確認いたしました。

いよいよご披露宴のお日にちが近づいてくるも、感染者数などの事態は改善されず、二度目の緊急事態宣言が出されてしまいます。

ご親族が遠方でしたり、ゲストに迷惑を掛けてはいけないという事で、新郎新婦のお二人は、悩みに悩み苦渋の決断をされました。

「ご披露宴は行わず、挙式のみ行う事になりました」、と担当プランナーさんから私の元へご連絡が入ります。

挙式のみになりますと、当然の事ながら、ご披露宴を担当する司会者は、携わらない事となります。

 

とても残念に思いましたが、一番残念で悔しいのは、新郎新婦のお二人です。

新郎新婦のお二人から色々な思いを聞いていたので、一目お会いして、「おめでとうございます」と気持ちを伝えたい、その思いから、「挙式をするなら、お二人にお会いしたい!」と担当プランナーさんに伝え、挙式当日サプライズで会いに行きました!

新郎新婦のお二人に会った瞬間、お互い目に涙を浮かべ、抱き合った事は一生忘れません。

 

このコロナ禍で、私自身も人々の優しさや温かさを改めて感じる機会があり、困っている時こそ、周りを見渡すことが大切だと痛感させられました。

ご縁を頂いた事は、これからも一つ一つ丁寧に、そして大切にしていこうと改めて感じております。

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常日頃から思っている事ではありますが、新郎新婦のお二人の為に、一組一組丁寧に、プロ司会者として出来る事を全力で注いでいこうと改めて感じさせられたエピソードのご紹介でした。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。